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【コラム】現在の市場環境において変動金利と全期間固定金利のどちらを選ぶべきかの判断基準

執筆者の写真: cu
cu
19 時間前
読了時間: 3分

日本銀行の利上げ転換に伴い「金利のある世界」へ突入した現在の市場環境では、「どちらの金利が得か(低金利の恩恵)」だけでなく「どちらのリスクを家計が受け止められるか」という視点で選ぶことが重要です。   

両者の特徴と、選択の基準となる具体的なチェックポイントを整理しました。


1. 変動金利 vs 全期間固定金利(フラット35)比較

項目

変動金利

全期間固定金利(フラット35など)

適用金利

低い(ネット銀行等で年1.0%〜2.0%台中心)

高い(最頻金利で年3.0%〜3.8%前後)

金利変動リスク

買主(家計)が負う

金融機関・機構が負う(完済まで固定)

毎月の返済額

当初は低く抑えられる(金利上昇で増額リスク)

35年間ずっと定額(資金計画が確実)

優遇制度

各行のキャンペーン・属性優遇

ZEH・省エネ住宅(フラット35S)、子育て世帯(子育てプラス)で大幅金利引き下げ可能


2. あなたが選ぶべきはどちら?4つの判定基準

どちらを選ぶべきかは、「家計の体力(余裕度)」と「心理的許容度」によって決まります。   

▼ 「変動金利」を選ぶべき人(リスクテイク可能)   

  1. 貯蓄余力(手元資金)が十分にある   

    • 金利が上昇した際、手元の資金で「繰り上げ返済」を行って元金を減らし、返済額の上昇を抑えられる対応力がある。

         

  2. 手取り収入に対する返済比率に余裕がある   

    • 現状の返済比率が手取りの20%以下など余裕があり、金利が+1.0〜1.5%上昇しても生活水準を変えずに返済を継続できる。

         

  3. 借入期間が短め、または借入額が少ない

    • 返済期間が20年以下、あるいは借入額が抑えられており、金利上昇による返済額の絶対的な増額幅が小さい。   


▼ 「全期間固定金利(フラット35)」を選ぶべき人(リスク回避重視)   

  1. 教育費や老後資金など、今後の支出ピークが控えている   

    • 子どもの進学などで将来的に支出が増える時期があり、これ以上住居費がブレると家計が破綻するリスクがある。 

        

  2. 金利動向のニュースにストレスを感じたくない

    • 「金利が上がったらどうしよう」という不安を抱えず、安心を買いたい(安心料として高い金利を受け入れられる)。   


  3. 「省エネ住宅(ZEH住宅)」の購入や「子育て世帯」に該当する   

    • 「フラット35S」や「フラット35子育てプラス」などの金利引き下げ制度を活用でき、当初5〜10年間の金利を大幅に下げられる。   


3. 今の市場環境でおすすめの「第3の戦略」


  • ペアローンやミックスローンによる「リスク分散」

    • ひとつのローンで「変動50%:固定50%」といったミックスプランを組む手法です。低金利のメリットを享受しつつ、金利上昇時の振れ幅を半分に抑えることができます。

  • フラット35の金利引き下げプランのフル活用   

    • 高品質な住宅(長期優良住宅やZEH住宅)を取得する場合、フラット35の金利優遇(最大で年-1.0%以上の引き下げ)を適用することで、変動金利との差を縮めることが可能です。



 
 
 

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