top of page
検索

【コラム】意外と見落としがち!不動産売買の盲点5選!

  • 執筆者の写真: cu
    cu
  • 6月23日
  • 読了時間: 3分

不動産売買は、金額も手続きも大きなイベント。物件選びや価格交渉、ローン手続き…やることは多いですが、実は「重要なのに見落とされがちなポイント」がいくつもあります。

今回は、不動産の売却・購入の場面で起こりがちな**“5つの盲点”**をご紹介します。


1. 「契約不適合責任」の内容をよく知らない

かつての「瑕疵担保責任」に代わる制度ですが、名称が変わったことで「よくわからないまま契約した」というケースが増えています。

盲点ポイント:売主は、引き渡し後に発覚した欠陥について一定期間責任を負います(例:雨漏り・シロアリ・配管トラブルなど)。特に個人間売買では「責任の範囲」や「期間」をしっかり確認しないと、後のトラブルに。

👉対策:契約書で「責任を負う期間はいつまでか?」「対象となる不具合は何か?」を明文化してもらいましょう。


2. 「境界の未確定」は想像以上に大きな問題

特に戸建てや土地の売買では、土地の境界が確定していないケースが珍しくありません。

盲点ポイント:境界が不明確なままだと、後々「越境トラブル」や「測量費用の負担」が発生する可能性があります。

👉対策:売買前に「境界確定測量」がされているかを確認。必要があれば売主側での実施を交渉しましょう。


3. 「管理状態の良し悪し」が資産価値に直結する(特にマンション)

立地や価格ばかりに目が行きがちですが、実はマンションの“管理状態”が資産価値を大きく左右します。

盲点ポイント:

  • 管理費や修繕積立金が異常に安い=将来の大規模修繕に不安

  • 管理会社が機能していない=ゴミ問題や設備トラブルが頻発

👉対策:管理組合の議事録や修繕計画を確認しましょう。できれば現地で共用部(エントランス、ポスト、ごみ置き場)もチェックを。


4.  売却に必要な「手続き・書類」が想像以上に多い

売却活動は、「買い手が見つかれば終わり」ではありません。**登記・測量・抵当権抹消・税金計算…**やるべきことはたくさんあります。

盲点ポイント:

  • 登記簿の名義が本人ではなかった(相続登記が未了)

  • 契約締結後に測量で問題が発覚

  • 税金(譲渡所得税)の計算を忘れていた

👉対策:事前に「売却チェックリスト」を作成し、司法書士や不動産会社と連携しながら準備しましょう。


5. 「将来の売却しやすさ(出口戦略)」を考えていない

購入時はワクワクしますが、将来その物件を「売る」時のことを考えていない方が多いです。

盲点ポイント:

  • 駅から遠い、築年数が進みすぎて売却しづらい

  • 需要が限定的なエリアや間取りで、買い手がつきにくい

👉対策:「5年後、10年後に誰がこの物件を買いたがるか?」という視点で選ぶようにしましょう。


 まとめ|“よくあるけど見落としがちな盲点”を知ることが成功のカギ

不動産売買で損をしないためには、目に見える部分(価格や立地)だけでなく、契約・管理・将来性などの“盲点”にも注意を向けることが大切です。

 契約不適合責任の中身を確認

 境界トラブルを事前に防ぐ

 マンションは管理状態が命

 売却手続きは早めの準備を

 出口戦略を持って物件を選ぶ



 
 
 

Comments


bottom of page